「とにかく暑い。どこか日陰に隠れなければ身がもたない。木に擬態していても危ないことだらけ。片方の羽は半分なくなってしまった。鳥や猫やゲリラ豪雨にも注意しなくては。なんとかこの場所までたどり着いた。じっと見られているが今ここを動くことはできない。そんな体力はもうない。あと少しだけここにいさせてほしい。頭を下にした体制が一番楽だ。」「あいつは何処へ行ったのだ。羽があんなにちぎれていてはもうそんなに長くは……。そんなに遠くへ行ってはいないはず。必ず見つける。此処へ来たのではないか? それにしても太陽が眩しい。そう俺達は夜の蝶。派手な色は身につけない。でも光のあるところが好きなんだ。星や月の光には魅せられる。雨の日は悲しいね。」
あれ、窓に大きなゴミがへばり付いているう!?。でも近づいてよく見ると、なんとそれは大きな蛾でした。えっ?でも形がおかしいんじゃない。羽の形がシンメトリーじゃない。片方の羽が半分くらいちぎれている。頭を下に向け必死に窓枠に張り付いている。こんな酷い体でマンションの9階まで飛んで来たのか。30分くらいたってから窓をみるとそこにはもうあの蛾の姿は無かった。ベランダにも落ちていない。また何処かへ飛んで行ったのか。そこへこんどは別の蛾が窓枠の上にとまっていた。やはり頭を下にして。今度の蛾は羽がちぎれていない。蛾と目が合う。ベランダのひさしのある場所は心地よいのかなあ♡
もう巷ではクリスマスの飾り付けで賑やかですね。この季節は夜のネオンが一段と綺麗です。南国ではこの時期蛾くんたちは生きているのでしょうか。夜のイルミネーションを楽しんでくれているといいのですが☆ 皆様も素敵なクリスマスをお迎えください☆




